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虫を観る、虫を描く

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一般書籍の挿画だけでなく、多くの国内外の研究を支えてきた川島逸郎の絵の数々。
昆虫学者の丸山宗利氏も自身の新種記載論文には川島逸郎に絵を依頼し、自身では気づかなかった部位まで精密に描かれていることに驚愕するといいます)。
本書では、その作品をほぼ原寸で掲載。驚異的な観察眼により生み出される、細かな点描や美しい線の数々を堪能ください。2章では失われつつある手描きの標本画の担い手として、川島自らが自身の仕事を振り返り、自らの言葉で解説します。
ドイツ装、ケース入り。

【目次】目次
●1章 作品集
甲虫、蜂、蜻蛉、虫たちの造形、蝉・椿象・蠅、虫の顔・形、蟻、蛍
寄稿
「命を吹き込む点の数々」丸山宗利・昆虫学者
「自然史科学における生物画の歴史と意義」瀬能宏・魚類学者
●2章 川島逸郎の世界
なぜ虫を描くのか、標本画の道具、描画の基本作業、描画の手順
著者について
1969年 神奈川県川崎市生まれ。生物画家。
専門書や学術論文での標本画担当多数。
横須賀市自然・人文博物館 元研究員・神奈川県立生命の星・地球博物館 元学芸員・川崎市青少年科学館(かわさき宙(そら)緑の科学館)前自然担当係長。
A4判 160ページ

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